魔法みたいなコミュニケーション
連休を利用して、大切な人に会いに行きました。
ちょうど台風から逃げる方向に向かったため、3日間比較的良いお天気でした。
水辺で写真を撮ったり、激しく揺れる乗り物に乗って悲鳴を上げたり、夜空にうち上がる夏の風物詩を鑑賞したりしました。
久しぶりの再会はいつも緊張します。
そして、別れの淋しさはどうしたって慣れません。
またしばらく会えない日々です。
でも、普段は「寂しくて辛くて耐えられない」なんてことはありません。
近年はいろいろ情報伝達手段が発達しているおかげもあり、気軽にコミュニケーションが取れるからです。
簡単な用事やあいさつなどはLINEで伝えます。
声が聞きたい時は携帯電話で話せますし、テレビ電話を使えば顔を見ながら会話を楽しむこともできます。
Skypeを使って画面越しに一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりすることもあります。
あとは触覚情報が伝達できれば……
どこでもドアみたいな瞬間移動機器が開発されれば……
欲や願望を挙げれば限がありません。
ですが、携帯電話がなかった時代、
「公衆電話にコインを入れた数分だけが愛する人と話せる夢の時間」
みたいなのもロマンチックで素敵だなと思います。
まだ携帯電話を持っていなかった10代前半の頃、そんな時間にほんのり憧れていました。
自販機でコーヒーを買ったお釣りは
君と僕を繋ぐ魔法のコイン
—コイン/コブクロ